待ちに待ったBjorkのライブ。開演までの間流れるBGMは民族音楽。最新アルバムvoltaとリンクする。開演までの30分は沖縄民謡が中心に流れていた。血の濃いものとビョークは合う。開演時間20分押しでスタート。舞台装置はいたってシンプル。大きなモニターもなかった。忠臣蔵のような衣装のホルン隊のマーチから始まりビョークが登場。裸足の足が真っ白だった。その姿は神々しく,秒殺で涙がでた。異次元へも届くような伸びやかな歌声、森の中の鳥がさえずるように,また恐怖を茶化すようなお芝居をして歌ったり、ビョークワールドにどんどん飲み込まれていく。
reactableや
TENORI-ONも使われエレクトロで研ぎすまされた音を奏でる。1曲1曲の間に片言の「アッリィイガトッ」がかわいい。無駄なMCをしないところもポリシーみたいだ。後半は皆が知ってるHyperballadなどを歌い上げ観客を踊らせる。LFOのFreakのMushupで盛り上がりも最高潮!アンコールではマークベルの為にアイルランド語でHappy Birthdayを歌う。観客は手拍子で祝福。
ワタシが初めてビョークに出会ったのは808stateで、それから何十年だろうか。生で見たくて懇願したBjorkのライブは期待を大きく越えすばらしく、一流のなかの一流だった。生涯忘れないライブ。しばらくは余韻でお酒が飲めそうだ。